野牡丹
野牡丹に名だたる山の端霞みをり
[注・「やまのは」とは古語で、遠く望んだ山の、空に接する部分、 「名詞の霞(かすみ)は、三春の季語であるが、動詞の「かすむ」は季語ではない。]
この季節に鉢植えでよく見かける名前を知らない美しい花。 気にかかり調べてみると「野牡丹」でした。 名前の由来は牡丹のように大輪で美しいことから、(牡丹には似ていないようにも思えるけど) 原産地はブラジルで、夏から11月頃までの長い間咲きます。常緑樹。 色は紫の他、赤、白がありますが、紫のものをよく見かけます。
この紫いろのを【紫紺野牡丹】と言い しべは全て紫色 【ふつうの「野牡丹」】もあって、それは まんなかのしべの一部が黄色い ちなみに「しべ」というのは、 【蕊▼・蘂▼】花の生殖器官、ずいのこと。 と言うことは この写真は ふつうの「野牡丹」???? なかなか難しいですね。
写真・文 KISE